中国メディア・中華網は23日、日本メーカーが優位に立っているデジタル一眼レフカメラ市場について、中国企業が「作れない」のではなく、あえて「作らない」のだと主張する文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)  

 文章は、デジタルカメラの構造が複雑かつ精細であるとしたうえで、「しかし、われわれ中国にも作れるのである」と説明。中国企業が製造技術を持ちながらも実際に作らない理由として「フィルムカメラ開発の道を選んでしまったことで、外国ブランドによるデジカメ市場独占を招いた。大量の資金や人力を投入して製品を急造しても、キヤノンやニコンに対する優位性は得られないため、多くの企業が興味を示さないのだ」と解説した。

 一方、「光学写真技術は民間用の一眼レフだけがハイエンドなのだろうか」と疑問を呈したうえで、「離軸角が大きい偵察機用ワイドカメラ」、「対地光学観察衛星用の高解像度カメラ」、「大陸間弾道ミサイル用の天測航法システム」、「宇宙空間観察用の可視光スペクトル望遠鏡カメラ」の4点を挙げ「中国は全部作れるが、日本はいくつ作れるのか」と論じた。そして「軍事用光学偵察衛星のレンズや感光チップこそ真のハイテクなのである」とした。

 この文章は、日本にとって中国の技術力が脅威になっており、自動車やカメラなど日本が現在も優位に立つ分野で、あと10年もあれば中国が逆転するという趣旨で書かれたものである。ただ、非軍用分野における国内デジカメ産業の発展を放棄しているとも取れるその論理は、いささか強がっているような印象が否めない。(編集担当:今関忠馬)