香港メディア・鳳凰網は8日、今後日本を医療目的で訪問する中国人観光客が急増するとの予測が出ているとしたうえで、「日本の病院が中国人でいっぱい」になりうる理由について解説する記事を掲載した。

 記事は、地理的、文化的な近さ、中国語による案内の多さ、日本政府による外国人の医療ビザ発給制度、患者がリラックスできるような病院の環境、世界をリードする医療技術、そして日本という国の優れたサービス文化といった点を挙げて、今後より多くの中国人が日本の病院で医療サービスを受けるようになると説明した。

 本来身近にあって然るべき医療サービスをわざわざ国外に受けに行くことがブームとなる現象の背景には、多くの中国人が日用品をわざわざ日本などに「爆買い」しに行く状況と似たような問題が存在する。それは、中国国内の医療サービスが、現地市民のニーズを十分に満たせていないという点であり、鳳凰網の記事もこの点を指摘している。

 暗くて薬品のにおいが充満した廊下や待合室、愛想のないスタッフ、まるで流れ作業のような診察、そのうえやたら高い診療代や薬代……。さらには病院と患者の間で頻発するトラブル、医師と製薬会社との癒着など、自国の「顧客」流失を食い止めるために中国国内の医療業界が取り組まなければならない点は多い。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)