中国商用飛機(COMAC)が開発を行ってきた旅客機「C919」が2日に上海市内でラインオフしたことについて、中国メディアの騰訊は3日、C919は「誇るべき国産品か、それとも低レベルな組立品に過ぎないのか」の見出しで記事を掲載した。

 旅客機C919はナローボディ旅客機で、中国商用飛機(COMAC)が開発を行ってきた。騰訊が掲載したC919に関する写真によれば、C919は全長38.9メートル、全高11.95メートル、全幅35.8メートルで、客席数は170-190程度とされる。

 C919の頭文字である「C」は「China」を意味する。また、919の最初の「9」は衰えることなく、勢いが続くという意味を持つ「経久不衰」という中国の成語のうち、「久」という漢字が中国語の「九」と同じ発音であることから縁起をかついでつけられたものだ。また、919の「19」については最大客席数が190席であることを意味しており、これらの意味を組み合わせてC919と名づけられた。

 中国国内では、C919は自主開発した中国産の旅客機であるとの報道も見かけられるが、騰訊は「中国のネット上では、エンジンなど旅客機としての基幹部品は国外メーカーが供給した製品もしくは技術であることを指摘する声が絶えず存在した」と紹介。

 さらに、国外メーカーから供給を受けた部品や技術を組み合わせたC919が果たして本当の意味での中国製品と呼べるかは疑問との指摘があると紹介する一方で、C919のエンジンは「現在は米国のゼネラル・エレクトリック(GE)製だが、2020年には国産エンジンに切り替わる見通し」などと反論。

 さらに、C919という旅客機そのものの知的財産権はCOMACにあるとし、「C919は中国人の考えを体現した旅客機である」と主張し、C919は間違いなく誇るべき国産品であると同時に、中国が自主開発した旅客機であるとの考えを示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jordan Tan/123RF.COM)