中国メディアの今日頭条は27日、中国国内でメンテナンスもされぬまま約30年間も倉庫に安置されていた「いすゞ自動車」と「三菱ふそう」の消防車が存在したことを伝え、恐る恐るエンジンをかけてみたところ何とエンジンがかかったことを紹介し、「これが日本と中国の差だ」などと驚きの声をあげた。

 報道によれば、「いすゞ自動車」と「三菱ふそう」の消防車は1987年に日本国内で生産され、1990年に中国で行われたアジア競技大会の際に「日中友好」の名目で中国に輸出されたものだという。

 中国側に新車として輸出された後、中国ではほとんど使用されなかったと見られ、走行距離は300キロメートル未満で、さらに座席を覆っていたビニールの膜もそのまま残っていたらしい。燃料やオイルなどが入ったまま放置されたと見られ、キーを回した瞬間にエンジンがかかったと報じている。

 記事は「いすゞ自動車」と「三菱ふそう」の消防車の写真を掲載しており、それぞれの写真を見てみると、30年間という年月によって消防車の車体にはいたるところにサビのようなものが見られる。また、フロントガラスもホコリを被って白く汚れているが、エンジンだけでなく、各機器も正常に作動したようで、ゴムホームまで使用可能なほどきれいだったと伝えた。

 記事は、「30年間も放置されていた日本の消防車は、鍵を回してエンジンをかけた瞬間に、日本の工業の『真の実力』を見せつけた」と驚きを示し、「日本と中国の工業力の差があることは感じていた」と述べ、「これほどまでに巨大なものとは思わなかった」と報じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)