中国メディア・捜狐は20日、世界からはクリエイティブだと思われている日本人の多くが「自分はクリエイティブではない」と思っている理由について論じた記事を掲載した。

 記事はまず、アドビシステムズが今年6月に発表した調査結果のなかで、日本のクリエイティビティが米国を抑えて世界第1位であるにもかかわらず、「自分はクリエイティブな人間」と答えた日本人の割合は44%にとどまり、先進国の平均である59%を15ポイントも下回って先進国中最低だったことが明らかになったと紹介。

 そのうえで、外国人にとってはアニメやゲーム、カラオケなど日本のクリエイティビティを示すものの枚挙にいとまがないにもかかわらず、日本自身の多くが「自分はクリエイティブではない」と考えている背景として、「日本人がとても謙虚である」、「ソフトウェア分野の開発や世界普及力が弱い」、「ベンチャーの精神や文化が弱い」といった点を示した。また、大学に入るまでにマイクロソフト社のWordを利用したことがなかった学生が存在する、プログラミング設計技術が低いなど、日本におけるIT教育が進んでいないとの分析も紹介した。

 記事はまた、「日本はもちろんクリエイティブな国ではある」とする一方で、「外国メディアによる日本特有の事物に対する誇張的な評価が、外国人に『日本はクリエイティブだ』と思わせている原因の1つだ」指摘。欧米人が自分たちの標準で「日本人にとってはごく当たり前なこと」を奇異の目で伝えてしまっていることに疑問を呈した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)