香港メディア・東網はこのほど、126年の歴史を持つ米ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーが3月に破産を宣告、9月30日に行われた競売で中国系のNGOが落札したと報じた。

 ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーは、軍隊式教育で知られる、高校課程などを主とする教育機関だ。開校は19世紀後半で、120年以上の歴史がある。

 記事によると、同行は近年、入学生が激減などの状況に陥り、3月に破産申請した。学校側は2015年9月入学の新入生に対して学校運営を継続すると約束していたが新学期が始まらず、競売にかけられたという。

 競売に参加した2団体がいずれも中国の投資者で、最終的にNGO「自然保育研究センター」が1600万米ドル(約19億2000万円)で落札したという。記事によると、「自然保育研究センター」は中国の不動産ポータルサイト・捜房網の創始者である莫天全氏とその妻が設立した団体で、これまでにニューヨークの古い豪邸を購入したことがある。

 記事は、中国資本によって買収されることになったニューヨーク・ミリタリー・アカデミーについて、学生が「再開の助けになる」と歓迎していることともに、学校再開後には中国人学生の就学を受け入れる可能性があるとの見方が出ていると伝えた。

 ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーはハドソン川沿岸に位置あする、全寮制の男子校だ。広い敷地内には軍キャンプもあり、次期大統領選における共和党の候補・トランプ氏や、マフィアの頭目だった故ジョン・ゴッティ氏、映画監督のフランシス・コッポラ氏など多くの著名人を輩出してきた。(編集担当:今関忠馬)