中国の大手ポータルサイト「新浪網」はこのほど、「日本の自衛隊の平和維持は余計なこと。解放軍を警護とはまったくあてにならず」と題する動画ニュースを発表した。(解説参照)同ニュースは「解放軍内部の人は、この情報を鼻で嗤(わら)っている」と説明した。

 中国では日本で新安保法が成立し、南スーダンにおける自衛隊の任務に、他国軍の部隊が武装集団に襲われた場合に救援を行う「駆けつけ警護」を追加することが検討されるとの情報が伝わると、「自衛隊は中国人民解放軍を警護する」との言い方が広まった。

 中国は南スーダンへのPKO派遣に極めて熱心だ。同地における自国軍の活動も頻繁(ひんぱん)に報道されていることから、自衛隊の「駆けつけ警護」が「中国軍を警護する可能性も」、「中国軍を警護する」と変形したと見られる。

 新浪網は南スーダン派遣の自国軍について、「800人の歩兵大隊。全員が防護服とナイトビジョンを装備」と説明し、「全自動榴弾発射装置。14.5ミリ重機関銃を搭載した汎用装甲4輪駆動車『猛士』、20ミリ機関砲を搭載した92式装輪装甲車」を配備しているなど、装備の充実さを強調した。

 同ニュースは、南スーダン派遣の自国軍が「いかに頼もしいか」を強調。一方で南スーダン派遣の日本の自衛隊については「みすぼらしい」と批評。「戦えないことは論じるまでもない。それどころか自殺率が極めて高い」、「昔の軍国主義の部隊とは大違い」などと酷評した。

 中国メディアでは観察者網も、現在派遣されている自衛隊員の「主な任務は自らの宿営地の草むしり」と指摘。また、中国をはじめとする各国部隊は互いに気さくに交流し、酒を酌み交わすこともあるが、自衛隊員は「呼びかけても反応なし」と紹介した。

 さらに現地には「15キロメートル離れた場所への出動要請も断固拒絶」、「井戸掘りで自衛隊隊員6人が出動。2人が写真撮影。2人は動画撮影。残り2人が井戸掘り。2、3日したら日本人の勤勉さを紹介する宣伝が張り出された」などの“伝説”もあると称した。

 新浪網は、「自衛隊が中国軍部隊を警護」との言い方に、「解放軍内部の人は、この情報を鼻で嗤っている」と説明。観察者網は「笑い話だ」と論じた。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網動画ニュースのキャプチャー)