香港フェニックステレビのウェブサイトは18日、同局の番組のなかで韓国・檀国大学のキム・ジノ教授が「日本の主要な軍事力は米国の手のひらの上にあり、その力を十分に発揮させることはできない」と論じたことを報じた。

 記事は、新安保法案成立後の日本にはいったい何ができ、何をするのか、韓国との軍事協力についてはどのような変化が起きるのかとキャスターが質問したことを紹介。これに対してキム教授が「今は中国と米国の時代とみている。米国が日本との協力を求めているという機に乗じて日本国内では軍事力の運用方法を強化しようとしている。ただ、実際のところ米韓間の軍事指揮権は依然として米国が握っており、日本についても陸・海・空の軍事能力の制御権は米国の手中にあるのだ」と解説したことを伝えた。

 さらに、衛星をはじめ、米国から情報分野の協力がなければ日本の軍事力は大きな力を発揮できないとも語ったとした。そして、「宇宙空間にしろ、国際情報にしろ、日本の主な軍事能力はすべて米国の手中にあるため、日本が持っている軍事能力が十分に発揮されることはない」としたうえで、とくに米国の指揮を受けている韓国に対して日本が勝手に手を出すことは困難であるとの見方を示したことを紹介した。

 また、米国は日本あるいは韓国との戦略同盟を通じて中国に対抗しうる力を持っている一方で、極端な対立は双方にとって不利として中国と話し合いの機会も持っていることから、「日本が徐々に憲法改定を進め、軍事力を発展させたとしても、実際の軍事能力はなおも制限されることになるのである」と論じたことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)