中国新聞社によると、広東省公安庁(広東省警察)は24日、最近になり同省の恵州、汕尾、深セン、広州、汕頭、揭陽の6市の警察が共同で通貨偽造を摘発する「獵豹(豹狩り)」行動を実施したと発表した。

 警察官数百人が、恵州市内の偽札密造工場を急襲。2億1000万元、日本円に換算して約39億1800万円分の偽札を押収した。主要な容疑者もすべて身柄を拘束したという。

 警察が発表した密造工場の写真には、暗い部屋の中に断裁前の偽札がうず高く積まれている。まるでアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」を彷彿させる光景だ。

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◆解説◆
 中国では通貨偽造事件が多発している。警察による「摘発成功」のニュースが報じられる場合も多いが、それにしては一向に減らない。

 2014年にはインターネットを利用して偽札を販売する者が多数存在することが明らかになった。偽の100元札の平均価格は3.6元だったという。中国メディアの新京報によると、偽札の「代金支払い」は、「銀行振り込み」を指定されたという。

 中国では一般の商店でも紙幣の識別機を備えている場合が多い。ただし、銀行など金融機関が使用している識別機よりも性能が低い。「偽札販売業者」が銀行振り込みを指定したのは「偽札を持ち込んでも、銀行は受けつけない」との理由だった可能性が高い。(編集担当:如月隼人)(写真は中国新聞社の上記記事掲載頁キャプチャー)