中国メディアの環球網は18日、韓国済州(チェジュ)島における韓国海軍の基地建設が竣工に近づいていると伝え、イージス艦がこのほど同基地の埠頭に寄航したことは「同基地のテスト運用が始まったことを示すものだ」と論じた。

 記事は、韓国メディアの中央日報の17日の報道を引用し、済州島の海軍基地にイージス艦「世宗大王艦」が寄港したことを伝え、同基地は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が掲げた「大洋海軍」の旗印のもとで建設が行われた基地であると紹介。一方で、近隣住民や市民団体などの反対によって、本格的な建設が始まったのは2012年3月だったと伝えた。

 続けて、海軍基地の港口の安定性や埠頭の電力供給や給油といったシステムの点検に向け、韓国海軍は2015年の10月までに駆逐艦や護衛艦など各艦艇ごとに海軍基地に派遣してテストを行う計画だと紹介した。

 さらに、韓国海軍は済州海軍基地を母港とした海上機動艦隊を設立する計画だと報じ、不測の事態が発生した際には直ちに出動することになると紹介。中国と韓国がともに権益を主張する蘇岩礁(韓国名:離於島・イオド)で戦闘が起きた場合、済州海軍基地からは鎮海港からよりも6時間以上も早く蘇岩礁に到着できると伝えた。

 また記事は、同メディアが「済州海軍基地は日中に対応することが重要な任務となる」と報じたことを伝えたほか、別の韓国メディアのアジア経済が「日中に比べて韓国の海軍力は相対的に弱く、蘇岩礁や独島(中国語記事原文ママ、日本名は竹島)で武力衝突が発生する可能性に備え、韓国は機動艦隊を増やす必要がある」と報じたことを伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の18日付報道の画面キャプチャ)