台湾・台北の夜市から人気に火がついた牛肉ラーメン店の店主が「大陸には永遠に進出しない」と語り、ネット上で喝采を浴びている。香港メディア・東網が7日報じた。

 「大陸には永遠に行かん」との意思を示したのは、台湾で有名な牛肉ラーメン店「程班長」の店主。記事は、店主が7日にFacebook(フェイスブック)上で、大陸進出を持ちかけて来た人がいたことを明かすとともに「そもそも考える必要もなく、即刻拒否した」と報告したことを紹介。さらに「たとえ大陸にどんなに多くのビジネスチャンスがあろうとも、われわれは永遠に行かない」としたことを伝えた。

 記事は、台北市の饒河街夜市で店を出し、その後有名になった「程班長が」2010年には香港に進出したと説明。そのうえで、店主が香港には進出して大陸には進出しない理由について「あそこで店を大きくするというのは、自分の性に合わない。いろいろ複雑そうだから。単に自分のことをしっかりとやりたいだけなんだ」と語ったことを紹介した。そして、誘ってくれた人には感謝を示しつつも「政治は分からない。自分のことをちゃんとやりたい。自分の個性にあった場所にいたい」との思いを打ち明けたとした。

 また、店主の書き込みを見たネットユーザーからは「よくやった。正しい決定だ」、「機知に富んでいて、決断力がある。全力で支持する」、「お金で買えないものがたくさんある。お金で計れないものもたくさんある」などの熱い称賛の声が寄せられたと紹介。また、大陸では「パクリ行為」が蔓延していることを挙げ「絶対に行っちゃダメ。行ったら秘訣が全宇宙に知れ渡ることになる」と忠告するユーザーもいたと伝えた。

 単に金儲けのことだけを考えず、あるいは単に政治問題に由来する感情ではなく、「自分のスタイルを貫ける場所で」というブレない信念を抱く店主に、多くの台湾ネットユーザーは共感を抱いたようだ。(編集担当:今関忠義)(写真は東網の7日付報道の画面キャプチャ)