中国メディアの央広網は1日、米国の船会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するクルーズ客船「クアンタム・オブ・ザ・シーズ」の寄港先がこのほど日本から韓国に変更になったことで、一部の中国人乗客が下船を拒否したと報じた。

 記事は、8月23日に上海を出発したクアンタム・オブ・ザ・シーズは9日間の予定で広島、東京、神戸の3都市に寄港する予定だったことを紹介する一方で、台風の影響によって寄港先を日本から韓国の2都市に変更したことを伝えた。

 さらに、8月31日にクルーズ旅行が終了し、クアンタム・オブ・ザ・シーズが上海に戻った際、約300人もの中国人旅行客が「韓国に行きたかったのではない」、「日本に行きたかった」として、「権利が侵害された」ことを理由に上海での下船を拒否したことを紹介した。

 続けて、下船を拒否した中国人旅行客らは「中国の旅行法」を根拠に、クルーズ船の行き先が変更となったことに不満を示す一方、クアンタム・オブ・ザ・シーズ側は「台風によって行き先を変更しても、賠償などが行われないことは国際的な慣例である」と主張したことを紹介した。

 また記事は、クアンタム・オブ・ザ・シーズに乗船していた中国人女性が「上海を出港する前に目的地を変更する旨の通知を受け取っており、韓国はすでに訪れたことがあったものの、休暇のスケジュールが組まれていたためそのまま乗船した」、「上海出港前にクアンタム・オブ・ザ・シーズ側から返金は可能だと聞いたが、支払った金額に比べて返金額があまりに少なかったため乗船した」などと述べたことを報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)