中国メディア・宣講家網は8月29日、中国が日本の軍国主義を打ち負かすことができた理由について論じた、中国人民解放軍主席軍史専門家・劉庭華氏による文章を掲載した。

 文章は、中国国民が国家存亡の危機に晒されながら抗日戦争勝利にこぎつけた理由について3つの点を挙げて説明。1点めは「愛国主義を核心とした偉大な民族主義」を挙げ、抗日戦争期に「これまでないほど民族がはっきりと覚醒し、民衆が広く動員され、強い戦闘意欲を持った」とし、愛国主義を核とした偉大な民族主義が民族の大きな結集力を醸成したと解説した。

 2点めは、激流のなかで決してぶれることのなかった中国共産党の「中流の砥柱」としての役割を挙げた。「広範な国民の利益を代表する先進的な政党が、国の命運を決する重要な時期に局面をひっくり返す役割を発揮できる」とし、抗日戦争期には政権を握っていなかったものの共産党がその役割を担ったと説明。共産党が「抗日民族統一戦線」の結成を提唱して持久抗戦の中核となり、中国を勝利に導いたとした。

 3点目は、全国民全民族による抗戦を‪実現したこと。「国民こそが戦争を勝利に導く偉大な力を持つ基盤」であるとし、民の力と軍の力を結集させて日本帝国主義に致命的な打撃を与えたと論じた。「弱国が強国に勝つには長期的な闘争を経る必要がある。小さな勝利を積み重ねて大勝利とし、徐々に自らの力を高めていくことで相手との力関係を逆転させ、最終的に反侵略戦争の勝利を手にしたのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(写真は宣講家網の29日付報道の画面キャプチャ)