韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版は20日、韓国の2015年1-7月の旅行収支が赤字となり、赤字額はすでに14年通年の規模を超えたと紹介、「日本に中国人旅行客を奪われたことが原因だ」と恨み節をつづった。

 記事は、15年1-7月に出国した韓国人はのべ1082万人に達し、前年同期比19.4%増となったことを紹介。他国の通貨に比べてウォン高が続いたことで旅行費用が軽減したとし、「多くの韓国人が国外旅行に出かけた」と紹介した。

 また、韓国文化観光研究院の関係者の話として、「原油価格の下落が航空運賃を引き下げたことも韓国人の国外旅行が増えた要因の1つ」と伝えた。

 一方で、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの感染拡大の影響によって韓国を訪れる外国人旅行客が激減したと指摘。続けて、韓国を訪れる外国人旅行客が減少したことの「恩恵を受けたのは日本だ」と主張し、日本は「もともと韓国を訪れる予定だった中国人観光客を奪い去った」とした。さらに、韓国人旅行客の数も前年比42%も増加したと伝えた。

 さらに、15年1-7月に韓国を訪れた外国人旅行客は前年同期比8.5%減の730万5000人だったと伝え、特に7月はMERSの影響で前年比53.5%減だったと紹介。香港や台湾からの旅行客は同80%以上も減少したほか、中国は同63.1%の減少だったと報じた。

 国外へ旅行に出かける韓国人が増える一方で、韓国を訪れる外国人旅行客が減少したことで、韓国の旅行収支は大きな赤字となったと紹介、1-6月の赤字規模はすでに22億7600万ドル(約2817億円)となり、14年通年の17.1億ドル(約2117億円)を超えてしまったと伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の20日付報道の画面キャプチャ)