ロシアメディアのスプートニクの中国語電子版は12日、中国で9月3日に行われる予定の抗日戦争勝利70周年記念行事が近づいていることに対し、米国と日本が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が記念行事に参加するのではないかと懸念していると論じた。

 記事は米国の観点として、朴大統領が記念行事に参加すれば、「世界に米韓同盟を中国が打破した」とのメッセージを世界に向けて発信することにつながると伝え、朴大統領に対して外交ルートを通じて、「米国人から見て賢明とは映らない行動を取らないよう」求めていると報じた。

 また、米国が望まないことを韓国が行うことは日本にとっても良いことではないとの見方を示し、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官がこのほどマレーシアの首都クアラルンプールで行われた日中韓3カ国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議の期間中に、「日韓関係の発展は安部首相が8月14日に発表する談話で韓国人に謝罪するかどうかにかかっている」と述べたことを紹介。

 一方で記事は、ロシアの専門家の話を引用し、「日韓関係が発展することを期待してはいけない」と伝え、同専門家が「日本は中国との関係改善に努力しており、日中関係が改善することで、韓国の関係も改善させたい考え」と指摘したことを紹介。

 続けて、日中関係が改善したとしても、韓国は歴史と領土をめぐる対立で日本に譲歩するとは考えにくいとし、「多くの韓国国民は日本に対して譲歩することに反対しており、韓国人にとっての最大の敵は今なお日本だからだ」と述べたことを伝えた。

 一方で記事は、韓国人の日本に対する態度に「積極的なシグナルも見られる」と伝え、朴大統領の妹である朴槿令(クンリョン)氏がこのほど「韓国メディアはいつも日本を批判する報道ばかりで、申し訳なく思う」などと述べ、日本が戦後の韓国の現代化において果たした役割を指摘したことを伝え、「朴槿令氏の立場は多くの韓国人から暗黙の支持を得た」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)