鳩山由紀夫元首相は12日、韓国のソウル市内にある西大門刑務所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座したうえで、手を合わせ、平伏した。同ニュースは中国・人民日報系のニュースサイト「人民網」も速報で伝えた。

 西大門刑務所歴史館は、日本統治時代の1908年に、朝鮮初の近代的刑務所として建造された西大門刑務所の跡地。同刑務所には、日本当局に反抗したり独立運動を行った政治犯に対する拷問が行われたとして、拷問の様子などが多く展示されている。韓国内でも、「日本に対する憎悪と恐怖を育てる場所」との批判が出たことがある。

 記念モニュメントの周辺はレンガ敷きだが、鳩山元首相の訪問時には黒い布が用意されていた。鳩山首相は献花をし、所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座した上で、手を合わせ、平伏した。いわゆる“土下座”しての謝罪をしたと理解できる。

 鳩山首相は西大門刑務所歴史館訪問を「ひとりの日本人、人間として」だけでなく、「元日本の総理としてここに来ました」と説明したという。

人民網は「日本の鳩山由紀夫元首相が地面にぬかずいて抗日義士を悼んだ」との見出しで伝えた。本文は短く「ひざまずいて祈った」と伝えた。跪いたり合掌した写真は掲載したが、「平伏」して頭を深々と下げた写真は、速報では伝えなかった。(編集担当:如月隼人)(写真は人民網の上記記事掲載頁キャプチャー)