中国メディアの中国新聞社は4日、シンガポールの聯合早報の報道を引用し、中国人の日本に対する認識には多くの誤解が存在すると主張する記事を掲載した。

 記事は、まず1つ目の誤解として、「日本を“小日本”と認識していること」を挙げ、今なお日本に対して強い警戒心を抱く中国人は、日本を「小日本」と呼ぶことが一般的だと伝えた。さらに、中国語では「小」という言葉には軽蔑の意味が含まれ、小日本という言葉も蔑称として使用され、「実際に日本は小さい国」と認識している中国人が多いとした。

 一方、日本の国土は確かに大きくはないとしながらも、領海と排他的経済水域を合わせた面積は400万平方キロメートルを超えると指摘。日本は1億人を超える人口と世界3位の経済規模を持つ国であり、軍事や科学技術における実力を見ても「疑いようのない強国である」と論じた。さらに、清の国は日本を見くびっていたために大きなツケを払わされたとし、「日本は中国にとって転居などできない強大な隣国であることを明確に認識しなければならない」と論じた。

 続けて2つ目の誤解として、中国人が日本人について「鬼子(グイズ)」と呼んでいる点を挙げ、「鬼子」という言葉も蔑称であると紹介。

 中国を侵略した旧日本軍は極小数の軍国主義者によるものであり、日本人すべてに対して「鬼子」という言葉を使用すべきではないと主張。日本のメディアが実施した調査を引用し、「調査対象者の76%が日中関係の改善を望んでいる」としたうえで、日本には中国との友好を望む人も多いと伝えた。

 さらに記事は、3つ目として「日中は共存できない」という認識も誤解であると伝え、一部の中国人は今なお日本は中国の属国であると考えているとしながらも、「歴史上、日本はずっと中国の各王朝に対して完全な独立を保ってきた」と指摘。中国人は現代においても日中の両雄が共存し、ともにアジアの発展をリードすべきであることを認識すべきだと論じた。

 また、4つ目として「日本人が中国人より優れている」という考え方も誤解であると主張。「日本による侵略時だけでなく、今でもこうした考えを持つ中国人は少なくない」としながらも、日本人が数千年にわたって島国にとどまり、中国侵略も成功しなかったことこそ「日本人が中国人より優れている」という考え方を否定する事実だと主張。また、日本には人類に貢献するような文化はないものの、中華文明は人類の主要な「成果」の1つであると論じた。

 さらに記事は、実際には日本人と中国人の優劣を比較する必要などないとし、「中国人は日本を尊重し、理性的に対応すると同時に、日本を研究し、日本から学ぶべきである」と主張。また、ともに競争し、友好関係を維持することこそ日中が共存するための道だと伝え、「中国人が隣国を本当の意味で理解しようとしないのは愚かであると同時に悲しいことである」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)