米国の中国語メディアである新唐人は7月27日、日本を訪れる中国人旅行客が増えるにつれ、日中双方の言葉の壁を利用した“闇ガイド”が横行していると伝え、日本での買い物で中国人旅行客が日本在住の一部の中国人にぼったくられていると報じた。

 記事は、日本のテレビ番組での報道を紹介したうえで、一部の闇ガイドが移動中のバスの車内で健康食品などを中国人旅行客に売りつけていると伝え、関係者が提供した価格表として、「化粧品から小型家電、保険用品、栄養食品まで商品数は多く、販売価格は仕入れの数倍から10倍に達するものもあった」などと紹介した。

 また、別のケースでは中国人旅行客に対して「さまざまな手を使って一般の店舗で買い物をさせず」に、一般の店舗より5倍以上も価格を釣り上げた「免税店」で買い物をさせていると伝えた。

 さらに、中国人旅行客が日本在住の一部の中国人にぼったくられている現状に対し、「もはや日本人も看過できなくなったようだ」とし、日本のテレビ番組が東京の銀座や新宿などで闇ガイドについて取材を行ったことを伝えた。

 続けて記事は、闇ガイドは日本の通訳案内士の資格を持っていないにもかかわらず、ガイドを行っていると伝える一方で、「こうした闇ガイドがはびこる背景には日本の旅行業界内における競争がある」と主張。日本の一部の旅行関連会社は「原価割れ」の価格で中国人団体客の受け入れを行いつつ、中国人旅行客の買い物によるキックバック(リベート)で収益をあげていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)outcast85/123RF.COM)