中国メディアの中国日報網は7月29日、近年の中国では夏休み期間中の子どもを国外でのサマーキャンプに参加させる保護者が増えていると伝える一方、その内容は「単一的」で「学業に直結する内容であることを求めすぎている」と指摘した。

 記事は、シンガポールや英国、米国、オースラリアでのサマーキャンプが、高額であるにもかかわらず人気であることを紹介。留学することで成長期にある青少年は見聞を広め、教科書からは得られない知識を学ぶことができるとしつつも、「果たして本当に子どもにプラスになることはあるのだろうか」と疑問を投げかけ、日本の修学旅行を例に「日本に学ぶべきである」と主張した。

 続けて、日本では小中学校のほか、高校でも修学旅行が一般的に行われていると伝え、「教育の一環として体制に組み込まれている」と紹介した。さらに、日本では修学旅行について「国民教育の一環として、学生を国の重要な文化や名勝に触れさせる」、「教科書から得た知識を実践する機会を提供する」、「集団行動や安全に対する意識を養う」などの目的があると伝えた。

 さらに、日本の修学旅行は「子どもたちにとって自然を体験し、歴史や社会を理解する機会になると同時に、友人たちと普段と違う形で交わる機会を提供することで人生の忘れられない記憶の1つとなる」などと紹介。

 近年は中国同様、修学旅行で国外を訪問する日本の学校も多いとしつつも、「中国ともっとも違う点は、いつもと違う環境で見聞を広め、自然に触れ合うと同時に集団生活を体験するという点だ」と指摘。一方の中国は「国外の有名校を訪問し、有名な教師の講座を聞く」という単一的な内容であり、「学業面の成果に直結することを目的としすぎではないか」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)