香港メディア・鳳凰網は25日、日本経済新聞社が英経済紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」の買収を発表したことについて、鳳凰衛視(フェニックステレビ)の阮次山解説委員が「今回の買収によって日本の影響力が高まる」とするとともに、「中国人の富豪には先見の明がない」と評したことを伝えた。

 記事は、日経によるFT買収は不動産物件の買収のような単純な話ではなく、FTが持つ国際政治、外国、世界の金融に対する影響力の大きさに目を付けたものであると分析。また、FTが中国語版を所有していることも大きなポイントとして挙げた。そして「その影響力は、現状で日本人が持つレベルとは比べ物にならず、もはや売却額13億ドル(約1606億円)という市場価値だけでは計り知ることができない」と解説した。

 また、世界における自らの影響力をさらに高めるためにFTという海外メディアの買収を決断した日本に対して、中国国内の富豪は海外の不動産ばかりを買い漁っていると指摘。日本以外にも多くの国外メディアがFTの買収を希望するなかで中国からの名乗りが出なかったことについて「なぜなら、国際的なメディアにおいてどのように中国の影響力を強めるか、ということに(中国の富豪は)考えが至らないから」と評した。

 さらに、「われわれ中国はお金がないのではなく、『人』がない。人間はいるが、大きな視点で見る目がないのだ」とも断じた。そして、「今回の買収について、大きな感慨を持った。日本は今後世界における影響力がさらに1段階アップすることになるだろう」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)