中国メディアの北京日報は15日、観艦式は国家の祝典や海軍行事の一環として行われると伝え、世界各国の観艦式を紹介する記事を掲載した。

 記事は、観艦式について、「一国の海上戦力を示し、各国の軍事交流を促進するといった意味を持ち、各国の海軍が重視するイベントである」と伝え、史上初の観艦式を行ったのは英国海軍であるとする一方、「中国の観艦式も悠久の歴史を持つ」と主張。

 続けて、中国明代の武将である「鄭和」が1405年に240隻以上の船に2万7400人以上の船員を乗せて「西洋下り」と呼ばれる南海遠征に出たと伝え、「観艦式に相当するものである」と主張した。さらに、中国建国後としては1957年に青島市で観艦式が行われたほか、1995年、2005年にも行われたと紹介した。

 さらに、09年には中国建国60周年を祝うために大規模な観艦式が青島市で行われたと紹介し、「中国建国以来、4回目であると同時に過去最大規模の観艦式となった」と伝えた。また、同観艦式にはインド、英国、米国、ロシアなどからも艦隊が参加したと紹介した。

 また記事は、韓国では98年に観艦式が実施されたことを伝えたほか、08年の国際観艦式には米国、英国、中国、ロシア、日本など12カ国から50あまりの軍艦と30あまりの戦闘機が参加したと紹介し、「その様は非常に壮観だった」と評価。また、約1万人の兵士が国際観艦式のほか、対テロ演習や合同での火力演習に参加したと伝えた。

 続けて、日本は近年、「海・空優先」を減速とし、自衛隊の戦力の現代化を進めていると主張。また、米国での同時多発テロ事件以降、日本政府は米軍に支援を提供するため「遠海における作戦能力を構築しつつある」と論じた。

 さらに、海上自衛隊は2006年に相模湾で観艦式を行い、海上での給油などの演習を行ったと紹介した。さらに、英誌ジェーン・ディフェンス・ウィークリーの分析を引用し、「海上戦力の点で日本には、対潜水艦戦の能力および掃海能力、通常動力型潜水艦の作戦能力という3つの世界一がある」と報じた。(編集担当:村山健二)(写真は北京日報の15日付報道の画面キャプチャ)