中国メディアの参考消息は10日、ロイター通信の報道を引用し、カナダ・バンクーバーでは中国人による投資を背景に不動産価格が上昇していると伝え、現地では反中感情が高まっていると報じた。

 記事は、幼少のころに中国からカナダへと移民したという中国系住民の話として、「まじめに仕事をしている普通のカナダ人は世界の富裕層によって住居を奪われつつある」と伝え、外国人による投資によって不動産価格が押し上げられていることにカナダの人びとが不満を高めていると報じた。

 さらに、バンクーバーはさまざまな文化が融合し、寛容性のある都市として知られるとしつつも、不動産をめぐる不満がバンクーバーでは反中感情につながっているとの見方を示した。

 また、中国からカナダへと移民したという中国系住民をはじめとする一部のバンクーバー市民が現地政府に対して、不動産の買い手と資金を追跡したうえで、不動産投資に課税を行うよう要求したと報じた。

 続けて記事は、2014年夏にはウェストバンクーバーの高級住宅街に反移民団体によって中国語で「カナダの言葉を尊重してください」と書かれた張り紙がなされたことを紹介。さらに、バンクーバー島では「中国人は国に帰れ」、「中国人は歓迎されていない」といった「人種差別」的な意味合いを持つ落書きも見つかっていると報じた。(編集担当:村山健二)(写真は参考消息は10日付報道の画面キャプチャ)