中国メディアの人民日報は1日、海上自衛隊がこのほど神奈川県厚木基地で次期哨戒機「P1」の内部を報道陣向けに公開したことについて、中国の軍事専門家である杜文龍氏が「『P1』は『P3C』哨戒機を基礎とし、技術は“革命的”な進歩を遂げている」と警戒心を示したことを伝えた。

 記事はまず日本メディアの報道を引用したうえで、P1には音響探知機を投下する装置があり、探知機が得たデータを分析するシステムも搭載されていると紹介。さらに、P1の巡航速度はP3Cの1.3倍、航続距離は約1.2倍に達すると紹介し、巡航高度も高いため積乱雲より上空の巡航が可能だと伝え、天気の影響を受けにくいと伝えた。

 続けて、杜文龍氏の話として「P1はP3Cの次期哨戒機として“革命的な”進歩を遂げている」と伝え、その一例として操縦系統には光ファイバーが採用され、安全性が高まったと指摘。さらに、ジェットエンジンによって巡航速度が上昇したうえに行動半径も拡大したとした。

 さらに、杜文龍氏が「P1に採用された技術はいずれも成熟した技術だが、エンジンをはじめ機体は日本国産だ」と伝え、日本は将来的にP1を他国に販売することもできるとし、「日本の武器輸出を支える存在になるかも知れない」と主張したことを伝えた。

 また記事は、日本が2020年までに80機のP1を配備する計画との報道もあると伝え、杜文龍氏の発言として「日本が沖縄周辺での監視任務にP1を投入すれば、日本の当該区域における監視能力は大幅に向上する見込み」と伝えた。さらに、日本が沖縄周辺の監視に向けてP1を大量に投入すれば、中国をはじめとする国の潜水艦にとっては大きな脅威になると論じた。(編集担当:村山健二)(写真は人民日報の1日付報道の画面キャプチャ)