中国のニュースサイト「環球網」は8日、「京都に赴く。神秘的な日本の地下文化を探訪」と題する記事を掲載した。現在では知る人も少なくなってしまったが脈々と伝わる文化を「地下文化」と表現し、1200年の歴史を持つ京都には、集中して存在すると説明した。

 中国では日本旅行に対する関心の高い状態が続いている。一般人がインターネットに情報を投稿することも多い。メディアには「さらにディープな日本情報」を紹介する傾向があるようだ。

 京都市と言えば、中国でも日本の古都として知られている。有名な観光スポットとして多く紹介されているのは清水寺、八坂神社、花見小路、三年坂二年坂、祇園(京都市東山区)、金閣寺(同市北区)、伏見稲荷大社(伏見区)、二条城(中京区)、嵐山(右京区)、平安神宮、銀閣寺(左京区)などだ。

 「環球網」掲載の記事は、それらに加えて京都は「各種の霊魂にかかわる伝説に満ちた都市」、「超自然なパワースポットとされる場所も多い」と紹介。「京都には、1200年の間、外の世界から隔絶されてきた秘密と文化が、生き生きと受け継がれてきたようだ」と評した。

 記事は、陰陽師の安倍晴明(921-1005年)を「宇宙学の巨匠」と紹介。晴明神社は“霊験あらたか”と説明し、さらに晴明神社に近い堀川に架けられている一条戻橋周辺は「(この世とあの世という)陰陽が交叉する場所」と紹介した。

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◆解説◆
 個人旅行が人気を集めているなどで今後は日本における中国人の人気観光スポットが分散していく可能性がある。日本を旅して大いに満足して帰る中国人が多いとされる。リピーターとなれば、以前とは違う場所に足を運ぼうと考えるのも、自然な傾向だ。

 日本人が想像しなかった理由で、特定の観光地が人気を集める場合もある。例として有名なのが北海道だ。2008年公開で大ヒットした中国映画「非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方)」のロケ地として知名度が高まったという。

 北海道側も、各観光スポットからの情報発信に力を入れたことで、中国及び中華圏住民の北海道旅行は一時的なブームに終わらず、安定した人気を獲得することになったという。中国の旅行サイトをのぞくと、北海道旅行の「目的地ホットスポット」として、札幌、函館、小樽、旭川、千歳、帯広、倶知安、釧路、富良野、北見、二世町、苫小牧など、多くの地方の紹介がずらりと並ぶことが、珍しくない。(編集担当:如月隼人)(写真は環球網の上記記事掲載頁のキャプチャー)