中国メディア・人民網は11日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスでの騒動の渦中にある韓国の大学で、マスクを着用して授業に出ようとした香港人留学生が教授から退出させられるアクシデントが起きたと中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で報じた。

 記事は、交換留学で韓国の大学にやってきた香港城市大学の学生が、マスクを着けたまま教室に入ったところ教授から「マナー違反」としてマスクを外すよう命じられ、拒否したところ退室させられたと紹介。そのさいに教授が「かつて香港でSARS騒ぎが生じたことは知っている(だから用心するのは理解できるが)。そういう緊迫した感情やムードをわれわれのクラスや韓国に持ち込まないでほしい」と語ったとした。

 この件について香港都市大学側が韓国の大学側に連絡を取り、すでにマスク着用での授業出席への同意を取り付けたと記事は伝えている。

 このニュースに対して、中国のネットユーザーからは「これまで韓国に対して何とも思っていなかったが、今回の件で韓国は本当に遅れていると思った」、「中国に留学している韓国人はみんな授業中に帽子を被っているけど」、「自分たちの危機意識が低いうえに、他人の予防まで妨げるとは」、「哀れな小国だ」、「だったらウイルスを中国に持ってくるなよ!」、「韓国人の民族主義は激しすぎる」など、韓国に対する厳しい批判の声が相次いだ。

 一方、「屋外ならともかく、教室でのマスクは失礼。それに、本当に身の回りにウイルスが迫っているのであれば、マスク1個じゃ到底防げない」とし、韓国側の考えに理解を示すユーザーも少数ながら見られた。

 マスクをして授業を受けることが「敏感」なのか、それをマナー違反として退室させることが「敏感」なのか。その判断は人によって異なるはずだ。韓国人学生が教室でマスクをしていたばあいにも、やはり外すよう命じられたのかが気になる。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:123RF)