中国メディア・中国新聞網は9日、日本の筑波大学の研究グループが先日、加齢とともに減退する皮膚細胞の機能を、再生医療への応用が期待されているiPS細胞技術によって回復させる技術を発見したとする日本メディアの報道を伝えた。

 記事は、これまでの研究によって、人体の細胞に含まれるミトコンドリアが酸素を利用してエネルギーを製造する機能が、加齢に伴って退化すると認識されていると紹介。その原因についてはミトコンドリア内の遺伝子が加齢によって変異するという説があり、この説に従えばiPS細胞技術でもその能力を回復させることは不可能であると説明した。

 そのうえで、今回の研究グループはこの理論を覆すべく、新生児から12歳の少年グループ、80歳から97歳の高齢グループ各4人の皮膚細胞を調査、その結果両グループのミトコンドリア遺伝子に変異による有意な差が見られなかったことを突き止めたとした。

 さらに、高齢グループの細胞にiPS細胞の技術を施すと、皮膚細胞のエネルギー製造能力が徐々に回復することを発見したと紹介。研究担当者が「今後、皮膚以外の細胞においても研究を進めたい」としたことを伝えた。

 このニュースを見た中国のネットユーザーからは「また捏造ではないのか」、「実現したとしてもどうせ金持ちしか享受できない」、「年老いたものが死ななければ、新しいものはどうやって生存できるというのか」といった冷ややかなコメントが相次いでいる。(編集担当:今関忠馬)(写真は中国新聞網の9日付報道の画面キャプチャ)