商人の街として知られる浙江省温州市で韓国の輸入代行業者が続々と日本の輸入代行へと「鞍替え」しているという。中国メディア・温州商報が8日、その状況と背景について報じた。

 記事は、人民元に対する円の値下がりが続き、昨年の同じ時期には100円が6元を超えていたにもかかわらず、5月末にはついに4元台に突入したと紹介。これにより、日本の輸入代行を扱う業者が受ける注文量が激増しているとした。そして大阪に「仕入れ」に行くという女性が「戻ってくるときの荷物はきっと相当な重量オーバーになる」との悩みを打ち明けたことを伝えた。

 また、東京在住の温州人で2年の輸入代行経験を持つ女性も「問い合わせのメッセージが爆発的に増えた。それぞれみんな購入したい日本製品が大量にある」と語るとともに、円安によって実際に日本に買い物に来る人も増えているとしたことを併せて伝えた。

 日本の輸入代行が大繁盛していることを紹介したうえで、記事はその影響がこれまで韓国の輸入代行業務を扱ってきた人にも及んでいることを紹介。MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス騒動で韓国行きを取りやめた韓国輸入代行業者の女性が「すでに日本行きのチケットを買った。円安が続いているから、日本の商品を買って帰って売った方が割に合う」と語ったとした。

 中国人の流れが韓国から日本へと向かっている状況は、輸入代行を営む「温州商人」の動向からも明らかになっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)  Law Alan/123RF.COM)