中国メディアの騰訊汽車は28日、中国の自動車産業にとって「鑑」とすべきは日本やドイツなどではなく、韓国であると主張する記事を掲載した。

 記事は、中国と韓国では自動車産業の立ち上がりが遅かったと指摘し、英国やドイツ、米国、日本などの先進国の自動車産業による攻勢を受けたとしつつも、「韓国は今や世界の自動車強国」にまで成長することができたと主張。現代自動車や起亜自動車は世界の自動車市場で好調な販売を続けていることを称えた。

 続けて、韓国の自動車産業に比べ、中国自動車産業は「非常に見劣りする」と指摘し、ほぼ同じスタート地点から始まったはずの中韓の自動車産業はなぜこれほどまでに差がつき、「中国は追いつくことができないのだろうか」と疑問を投げかけた。

 さらに、韓国の自動車産業の水準は当初、「日本や欧米とは比べ物にならないほど劣っていた」としつつも、技術を導入し、消化・吸収ののちに世界に名だたる韓国ブランドを作り上げたと紹介。特に、韓国は企業間の競争を重視し、中国のように国の過度な支援はなかったと指摘。

 続けて、韓国は技術を国外から導入する一方で、外資企業の経営への参与を許さなかったと伝え、自国の企業が研究開発や生産を行うことを国の方針とした点が中国と大きく異なっていたと指摘した。さらに、韓国の自動車産業は日本や米国の品質管理を参考とし、品質に対する要求を極めて厳格に制御していると指摘し、品質に対する考え方や要求も中国とは大きく異なるとし、世界の自動車市場で一定のシェアを確保するまでに成長した韓国の自動車産業に対し、中国は鑑とすべきであると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ponsulak Kunsub/123RF.COM)