韓国メディア・中央日報の中国語版は14日、日本がユネスコ世界文化遺産への登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」の1つ、長崎県の「軍艦島」の炭鉱内では、かつて122人の韓国人が強制労働によって死亡したと報じた。

 記事は、韓国の国務調整室に属する「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者等支援委員会」が作成した調査リポートのなかで、当時600人の韓国人が長崎県の端島炭鉱に強制連行され、そのうち122人が死亡したと記載されたことを紹介。リポートは17歳以上の死者92人のうち病死が28人、窒息死・溺死が24人、炭鉱事故死が17人とし、リポート作成に当たった調査官が「非常に劣悪な条件のもと、満足な食事も提供されず、長時間の過負荷労働を強いられていたため、容易に疾病が発生した」、「溺死は島から逃げようとして海に落ちた可能性が大きい」とコメントしたことを伝えた。

 また、「坑道内は立てないほど狭く、温度は45度を超えていた」、「労役中に石が落ちてきて死亡した人もいる」、「毎日12時間働かされ、休憩時間は数分間も与えられず、日常的に残酷なむち打ちを受けていた」、「多くの人が逃げ出そうとしたが、大部分は見つかり激しい拷問を受けていた」などといった生存者の証言も公開されたとした。

 そして、同委員会の委員長が「日本は近代文化遺産だとしているが、われわれの立場からすれば強制労働・略奪の罪証だ」、「日本は歴史を粉飾しているが、われわれはその遺産登録を阻止し、引き続き広く真相を明らかにする」と語ったことを伝えた。

 記事は、端島についてその形状が軍艦に似ていることから「軍艦島」と称されているほか、島内での死者が多いことから「地獄島」とも呼ばれていると併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(写真は中央日報の29日付報道の画面キャプチャ)