中国メディアの中国新聞社は17日、中国国防科技信息網の報道を引用し、米海軍の情報提供依頼書(RFI)によれば、先進対電波源誘導ミサイル(AGM-88E AARGM)の射程を延長した「AARGM-ER」が「F-35」戦闘機に搭載される可能性があると報じた。

 記事は、F-35戦闘機には現有の対レーダーミサイルが搭載できないとしつつも、AARGM-ERがF-35戦闘機に搭載されることになれば「極めて重大な変化である」と主張。さらに、米海軍はさらなる射程の延長を求めていると論じた。

 続けて、RFIでは米海軍がAARGM-ERを遅くとも2022年には配備したいと考えていることが分かったとし、「固体推進剤」をしようしないエンジンについても興味を示しているものの、米海軍は固体推進剤ロケットエンジンを使用する可能性があると論じた。

 また記事は、AARGM-ERは2016会計年度における新プロジェクトであり、16年から20年にかけての5年間で2億6700万米ドル(約319億円)の予算が投じられると紹介。

 さらに、AARGMは全長13インチ(約3メートル96センチ)に達し、「F-35A」や「F-35C」のウエポンベイ(使用時のみ扉を開閉して投下する、機体内部に設けられた爆弾庫)ぎりぎりのサイズであるうえ、ウエポンベイに格納するには翼幅が大きすぎると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Jordan Tan/123RF.COM)