中国メディアの環球網は17日、米国メディアのディフェンスニュースの報道を引用し、米軍が開発中のステルス戦闘機「F-35」について、自律型ロジスティクス情報システム「ALIS」に技術的な難題が浮上したとし、F-35の開発スケジュールが大幅に遅れる見通しだと報じた。

 記事は、F-35の自律型ロジスティクス情報システム「ALIS」について、戦闘機が故障した際、故障した部位を正確に把握し、戦闘機の維持・補修の効率を向上させるシステムであると紹介。

 さらに、「ALIS」がメンテナンスを簡易にすると同時に補修効率を高める役割から「技術的イノベーション」として見なされ、大きな注目を集め、高い評価を得てきたシステムだと伝えた。

 一方で記事は、実際のテストにおいて「ALISは想定ほど優れたシステムではなかった」とし、米フロリダ州にあるエグリン空軍基地の関係者の発言として「ALISの誤検知率が80%にも達した」と伝え、現状のままではF-35のメンテナンスを簡易にするどころかむしろ効率を悪化させると報じた。

 続けて、F-35の開発計画の責任者であるクリストファー・ボグダン米空軍中将が「ALISはF-35にとって必要不可欠な要素」と述べたことを紹介し、米軍はALISの技術的難題の解決に向けて優先的に取り組む方針だと紹介する一方、「解決にはまだ時間がかかる見通し」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Kevin Griffin/123RF.COM)