中国メディア・中国インターネットテレビ局(CNTV)は17日、韓国の地下鉄職員の55%が乗客から罵倒や頬を叩かれるなどの暴力を受けていたことが調査によって明らかになったと報じた。

 記事は、同国内に設置されている監視カメラの映像を紹介。そこには、正しい道案内ができなかった地下鉄職員に不満を持った乗客が、職員の鼻を指さして激しく罵倒する様子や、ある乗客が職員の頬を平手打ちする様子、さらには乗客が勝手に地下鉄の事務室に進入して大騒ぎするといったシーンが収められていた。

 そのうえで、ソウル地下鉄が職員800人あまりに対してアンケート調査を行ったところ、この3年間に乗客から暴力を振るわれた職員が55%と半数以上にのぼり、おもに深夜の時間帯に酔っぱらった客から暴力を受けるケースが多いことが明らかになったと伝えた。そのうえで、地下鉄職員は通常構内施設の安全点検を1人で行うため、突然乗客から攻撃を受けてもなすすべがないという事情を説明した。

 記事はまた、インタビューを受けた職員が「乗客からいわれのない暴力行為を受けたときには警察に通報できることは知っているが、仕事が忙しいので黙っている」、「地下鉄の警備員が暴れた乗客を捕まえても、司法権がないために処罰することができない。最終的にはうやむやになる」と語ったことを紹介。客の暴力行為に対して職員がほぼ「泣き寝入り」の状態になっていることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)vincentstthomas/123RF.COM)