日本での就職や留学を希望する人を対象にする中国のウェブサイト「日本工作留学」は4日、「2015年、あなたの知らない日本の九大現状」と題する文章を発表した。中国人から見た日本社会における「あっけにとられるポイント」を列記した内容と理解できる。

 日本の特徴としてまず、国民の平均寿命が世界一と紹介した上で「世界保健機関(WHO)は、日本では全国民医療保険体系、良好な衛生習慣と完成度の高い環境保護を発達させたと認識している」とつけ加えた。文章は一方で、日本は世界でも少子高齢化が最も深刻な国と紹介した。

 また、国民の83.5%が「生まれ変わっても日本人になりたい」と思っている反面、建国記念日を覚えている人は2割未満と紹介。文章は、日本人は国を愛する気持ちと国家が定める形式は別物と考えているとの見方を示した。

 文章はさらに、日本を「成人向け映像大国」と指摘して、「あなたは、日本人はいつも『性に夢中』と思っているかもしれない」した上で「日本家族計画協会の調査によると、日本人既婚者の45%は、『性』について全く興味を持っていない」と紹介した。

 また、「日本では農村部での生活にあこがれる若者が増えている。(現在は)4割近くだ」と紹介。「中国の若者が大都市にあこがれるのとは違う」との考えを示した。

 さらに、日本ではインターネットの利用環境が世界屈指である反面、日本人は紙媒体の新聞を重視していると説明。回答者の89%が「現在も新聞は必要」とした調査結果があると紹介した。

 さらに就職・転職情報を扱う日経HRの調べとして、日本の各大学の卒業生について社交力、思考力、創造力、学習力を測定して総合得点を算出したところ、京都大学、神戸大学、大阪市立大学の順位だったと紹介。「アジアトップの大学である東京大学は上位20位にも入らなかった」として、中国と同様に「日本にも“低能秀才”が存在する」と論評した。

 文章は最後の部分で「あなたは日本の家に防犯扉や防犯窓がないのを知っているかもしれません」と論じた上で、「でも、日本人の多くは寝る時にも鍵をかけないのです」、「調査によると、日本人の64.3%は夜寝る時、鍵をかけていませんでした」などと紹介した。

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◆解説◆
 上記文章の内容には疑問を感じる面もあるが、全体的に日本社会を高く評価する論調だ。最後の「『住』における安全意識」について、中国人は極めて用心深い。マンションなど集合住宅の場合、ドアの外とにさらに「鉄格子の防犯扉」を、自分で取り付けるのが一般的だ。また、表札を掲げない家が多い。

 中国人に理由を尋ねたところ「私の家を知っている人は迷わずやってくる。知らない人に教える必要はない。安全上の問題だ」と説明した。外部に対する警戒心は防犯上は有利である反面、日本人と比べれば、かなり殺伐とした心情と評することもできる。(編集担当:如月隼人)(写真は日本工作留学に4日付で掲載された文章の画面キャプチャ)