中国メディアの中国評論新聞網は18日、韓国の中央日報の報道を引用し、北朝鮮の主要な外貨獲得手段である「鉱物資源の輸出」が急激に減少していると伝えた。

 記事は、北朝鮮の金正恩第1書記の執政が今年で4年目になることを紹介し、「正恩氏は近年、人民の生活ぶりに夜も眠れないほど苦悩を深めている」と紹介、1日に発表した言葉では「人民の生活を向上させる」との言葉を5回も繰り返したと伝えた。

 続けて、韓国の中央銀行である韓国銀行などの発表として、正恩氏が権力を掌握して以来、北朝鮮の経済状況はわずかながら改善したと伝える一方、北朝鮮の主要な外貨獲得手段である鉱物資源の輸出が大幅に減少していると紹介。2014年の北朝鮮の無煙炭輸出額は前年比17.6%減の11億3218万ドル(約1345億円)にとどまったと指摘した。

 また記事は、韓国の統一研究院のスタッフの分析を引用し、北朝鮮が労働者の海外派遣や衣料輸出、観光特区の指定といった手段で外貨を稼ごうとするのは「経済制裁や鉱物資源の輸出減少によって獲得できる外貨が減ったためだ」と論じた。

 北朝鮮の金正恩第1書記が「人民の生活ぶりに夜も眠れないほど苦悩を深めている」と報じられたことについて、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では「嘘だ」と批判する声があがっている。

 例えば、「悩んでいるにしては太ってるな」、「眠れないほど悩んでいるならあんなに太らないだろ」といった声のほか、「北朝鮮も中国のように改革開放を行うべきだ」といった改善策を提案するコメントが多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)