なでしこリーグのINAC神戸レオネッサで2014年シーズンに監督を務めた前田浩二氏が、中国浙江省の杭州女子クラブの監督に就任したことが分かった。中国メディアの都市快報などが報じた。

 杭州女子の2014年シーズンの成績は、中国全国21チームのうちの第13位だった。中国のサッカー女子リーグでは今年(15年)から2部制を導入するが、杭州女子は2部チームとなる。チーム発足は2008年だが、成績は一貫して不振で、上位に進出したことはない。

 広州市サッカー管理協会の蘇杭主任は「日本の女子サッカーは世界でも上位のレベルだ。世界トップに立ったこともある。だから、日本から指導者を呼ぶことを目指した」と説明した。

 2012年から13年にかけて、男子チームの杭州緑城サッカークラブの監督を務めた岡田武史氏の協力で、前田氏を監督に迎え入れることができたという。

 またカターレ富山のアシスタントコーチを務めた細田慎一郎氏、なでしこリーグのFC吉備国際大学CharmeのGKコーチだった田口飛翔氏も、前田浩二氏のアシスタントに就任した。

 2月になってから正式の契約を行い、練習はすでに始まっているという。都市快報によると、前田監督は大きな声を出し、選手に指示。細田、田口の両アシスタントも加わって、各選手に「練習の中断」が生じないような工夫があるという。

 中国では、日本の国体にも似た全国運動会(全運会)がある。全運会は4年に1度の開催で、蘇主任によると、杭州女子は2017年に天津で開催される全運会で、全国の上位3位以内を狙いたいという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)