中国メディア・騰訊網は5日、「日本はなぜ擬人化が好きなのか」とする分析記事を掲載、日本国内の“信仰”に関係するとの自論を展開した。

 記事は、鉄道、料理、機械、艦艇さらには国自体まで、日本人が何でも可愛い美少女やかっこいいイケメンに変えてしまうと紹介。擬人化ブームの火付け役とされる備長炭を擬人化した漫画の「びんちょうタン」や、艦艇を擬人化したウェブブラウザゲームの「艦隊これくしょん -艦これ-」などの作品を例に挙げながら、日本における“擬人化ブーム”の経緯について説明した。

 そのうえで「なぜ日本はこれほどまでに擬人化が好きなのか」と問題を提起。その答えとして「もしかしたら、日本古来の『八百万神』論に関係があるのかもしれない」とした。「日本では死んだものを含む万物に霊魂が宿っており、その魂は人びとの上方に漂っている。たとえばパソコンのディスプレイ、メガネ、さらには呼吸している空気にまで魂が含まれていると考えるのだ」と説明したうえで、「歴史的な角度から見れば、日本人がなぜ物体を擬人化するのかを理解するのは難しくない。万物に魂が宿っていれば、そこにはおのずとそれぞれの性格が備わるのだから」と論じた。

 さらに、われわれが普段愛用している物に対して特別な愛着を抱くことを挙げ「このような、国に関係なく日常生活において抱くであろう感情も、もしかしたら日本人の擬人化に対する熱意を刺激しているのかもしれない」とした。
 
 記事はまた、軍艦や刀剣といったものを美少女やイケメンに擬人化したことで、一部愛好者だけではなく多くのファンを獲得することに成功したとし、これを「斬新かつ創意ある擬人化」を評価。今後もこの擬人化ブームはますます栄えることだろうと予測して文章を結んだ。(編集担当:今関忠馬)(写真は騰訊網の5日付報道の画面キャプチャ)