「イスラム国」を名乗る過激派組織とみられるグループによる日本人人質事件で、湯川遥菜さんが殺害されたとされる画像がインターネット上に掲載されたことについて、中国のネット上では後藤さんの解放を求める声やテロリズムに対する批判の声が高まっている。

 「イスラム国」と関連するウェブサイトに24日、人質となっている後藤健二さんとされる画像が投稿された。画像には後藤さんとされる男性が湯川遥菜さんの殺害を示すとみられている画像を手にした様子が写されていた。

 中国メディアの中国網は26日、湯川さんが殺害されたとされることについて、安倍晋三首相が強く非難し、米国のオバマ大統領も後藤さんの釈放を強く求めると同時に、湯川さんを殺害したとすることに対して強く非難したと伝えた。

 また記事は、英国のキャメロン首相が「日本人の人質を殺害したことは残虐で野蛮な行為だ」と過激派組織を批判したことを紹介するなど、国際社会が過激派組織の行為を強く非難していると伝えた。

 過激派組織は後藤さんとされる日本人の解放に対し、ヨルダンに収監中のイラク人女死刑囚の釈放を条件として要求しているとされる。罪のない一般人を人質としている「イスラム国」を名乗る過激派組織について、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では反発の声が高まっている。

 微博に寄せられているコメントを見てみると、「テロリズムは人類の敵だ」、「どんな理由があっても一般人をテロの対象とすべきではない。イスラム国は卑怯ではないか」といった声が多く寄せられていた。

 さらに、後藤さんの解放を強く求める声も少なくなく、「後藤さんが無事に帰国できることを願う」、「日本政府は解放に向けて全力をつくすべき」といったコメントも多く寄せられている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)