中国政府・公安部の孟宏偉副部長は21日、マレーシアのザヒド内務相と会談した際に、中国人300人以上がマレーシアを経由して“イスラム国”に渡り、“聖戦”と称する活動に加わっていると述べたことが分かった。中国メディアの環球時報が伝えた。ただし、環球時報系のニュースサイト「環球網」に掲載した記事は閲覧が不能になった。

 ザヒド内務相は、マレーシア・中国の両国が、国家の安全に危害を与える事件に真剣に対応し、この問題を全面的に防止する必要性を認め、両国は反テロで覚書を交わしており、緊密な合作ができるとの考えを示した。

 ただし、中国にはマレーシアを中継地点とした中国人テロリストの具体的人数を確定する方法はない。マレーシア内務省は中国に、容疑者を特定できる「生物学的特徴」を示すデータの提示を求めたが、(中国は)今のところ、データを示していないと述べ、中国やマレーシアのテロリストが“イスラム国”の事件に関与している証拠はないと主張した。

 マレーシア経由で中国人が“イスラム国”に向かっている説では、中国人はマレーシアからインドネシア、トルコなどを経由して、トルコ・シリア国境を越境して“イスラム国”支配地域に向かうとされている。

 “イスラム国”もこれまでに、「参加した中国人」の写真を公開したことがある。真偽は不明だが、東アジア系の風貌をした人物2人が銃を持って、他の仲間とくつろぐ姿が示された。

 環球時報は中国共産党機関紙の人民日報を発行する人民日報社が発行する、国際ニュースを主に扱う新聞。上記ニュースは環球時報系のニュースサイト、環球網が掲載したとみられるが、同ページは23日午後17時45分現在(日本時間)、閲覧できない状態だ。ただし、23日環球時報(紙版)を画像にして掲載するページは、同時点でも閲覧が可能だ。(編集担当:如月隼人)