中国メディアの環球網は3日、日本メディアの報道を引用し、「ペヤングソースやきそば」を製造する、まるか食品の商品に虫が混入していたのではないかとして日本のネット上で騒動になっていると伝えた。

 記事は、日本の大学生とされる消費者が1日、まるか食品が製造する一部の即席麺に「ゴキブリとみられる異物が混入していた」として画像をネット上に掲載したことを伝え、2日になって同消費者が保健所とまるか食品に連絡をとったことを紹介。

 さらに、連絡を受けたまるか食品は消費者の手元にあった即席麺を買い取ったうえで、消費者に対して画像を一旦ネット上から削除するよう求めたことを紹介した。また、まるか食品側が日本メディアの取材に対して、「食品の生産過程においてゴキブリが混入するなど発生し得ない」などと主張していたことを紹介した。

 一方、まるか食品は4日、「外部分析機関も含め、内部調査中」としつつも、「食品の安心、安全の観点から万全を期すため」とし、問題視されている商品と同日中に同じラインで製造された即席麺を自主回収すると発表した。

 食の安全にかかわる問題が多発する中国では、食品問題に敏感に反応する消費者が多く、さらに日本の食品は安全だと認識している消費者も多い。

 それだけに今回の騒動については中国でも複数の媒体が環球網の報道を「転載」という形で報じたほか、中国ネット上では「中国産なのではないか」と、日本の食品はあくまでも安全だという前提で“問題が多発する中国で製造されたものではないか”と主張するコメントがあった。それだけ中国では自国の食品について信頼性がないということの裏付けともとれるほか、中国だったらゴキブリの混入が起きても不思議ではないという消費者の認識があるためとも考えられる。

 なお中国の報道では「ペヤングソースやきそば」として表記しているが、今回の騒動でまるか食品の回収対象となっている商品は「ペヤングハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤングハーフ&ハーフカレーやきそば」である。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)