中国メディアの和訊網は7日、中国高速鉄道に対して一部で、「パクリという批判がある」とし、各国の技術を統合したことで成り立つ新しい技術や製品は「パクリ」なのだろうかと疑問を呈す記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道の「CRH1型」車両はカナダのボンバルディアからの技術導入をもとに中国南車が生産したものと紹介、さらに「CRH2型」は川崎重工からの技術導入によって同じく中国南車が生産したと紹介した。また、「CRH3型」はドイツのシーメンスから、「CRH5型」はフランスのアルストムから技術を導入したものだと指摘した。

 一方、南車株洲電力机車有限公司の報告書を引用し、アルストムは中国側に技術を移転するにあたってシーメンスよりも技術移転費を安く抑えたと紹介。さらに「移転した技術を使用した製品をアルストムと競合しない市場において販売する場合、販売ごとにアルストムにフィーを支払う」との条項があったことを伝えた。

 また記事は、シーメンスもアルストムも技術移転に基づいてそれぞれの利益を最大化したと主張、また中国の高速鉄道市場の大きさを背景に「中国には各国の技術を導入する余地がある」と主張し、決してパクリではないとの見方を示した。

 また記事は、現在の中国高速鉄道が強大なのは「世界のトップメーカーの技術の上に成り立っているから」と主張したほか、海外に向けて輸出できるのは車両やレール、信号など成熟した鉄道システムがあるためだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)raywoo/123RF.COM)