乗客約351人を乗せて飛行中のヴァージン・オーストラリア航空機内で3日よる、トイレが「爆発」するトラブルが発生した。吹き出した汚水が通路まで流れ出した。同機は出発したロサンゼルスまで引き返すことになったが、乗客らは約3時間の間、悪臭に苦しめられることになった。デーリー・ミラー(電子版)などが伝えた。中国でも新華社系の参考消息報などが報じた。

 トラブルが発生したのは、ロサンゼルスから豪シドニーに向かっていたヴァージン・オーストラリア便。

 トイレの排水溜めタンクから、内容物が噴き出す「爆発」が発生。内容物はトイレ外の通路2列にまで流れ出した。機内を悪臭が満たした。客室乗務員がマスクを配ったが「マスクでは悪臭を抑えることはできなかった」という。

 「窓もあけられず、外にでることも不可能」という旅客機の特性上、乗客らはひたすら耐えるしかなかった。トラブル発生からロサンゼルス到着まで、約3時間だったという。ヴァージン・オーストラリア航空は乗客をホテルに案内した。別の機体を用意し、乗客がシドニーに向て再出発したのは約15時間後だったという。

 「雪隠詰め」を強いられた乗客が、ツイッターやフェースブックで「体験」を報告した。「トイレが爆発。私たちは、とんでもない場所に座っていた。2列向こう側だった。引き返すのに3時間かかった。マスクが配られた。オエエ!!!!」といった描写だ。

 別の乗客は「通路を流れていくのが見えたのよ。(排泄物と)はっきりしていた」などとも話した。

 ただし、ヴァージン・オーストラリア航空の広報担当者は、「人の排泄物が流れ出した」ことを否定。「事態が発生したのは手洗い台でトイレではない」、「機内のトイレの排水システムは完全に(手洗い台と)分離されている」などと主張。手洗い台については、歯磨きの容器が詰まったために、タンクからの噴出が発生したと説明した。

 同説明について、同機に搭乗していたという乗客がツイッターで改めて非難。「ヴァージン(・オーストラリア航空)は、エアラインで発生したことについて、知識がゼロだ」などと書き込んだ。(編集担当:如月隼人)