中国メディアの参考消息は23日、中国経済の成長率が鈍化しつつあることに対し、中国経済に対する依存を強める韓国では「中国がもたらす“危機”が現実のものになりつつある」との声があがっていると伝えた。

 記事は、中国国家統計局が22日に発表した7-9月期の国内総生産(GDP)の成長率が7.3%にとどまり、5年半ぶりの低水準にとどまったことを指摘、中国政府が14年の成長率目標として掲げていた7.5%という数字は「達成が難しい状況にある」と論じた。

 続けて、中央日報の報道を引用し、韓国にとって最大の輸出相手国である中国経済の成長が鈍化しつつあることで、韓国の対中輸出も5月以降は減少傾向にあると紹介。特に、中国向けに原材料などを輸出していた韓国企業は直接的な損失を被っていると論じた。

 さらに、中国が現在、製造業と輸出に依存する経済モデルから、サービス業を中心とした内需が成長を牽引する経済モデルへと転換を進めていることを挙げ、「中国に原材料などを輸出している韓国企業は経営モデルを転換させない限り、業績が急激に悪化する可能性がある」と指摘した。

 また記事は、中国経済の成長が鈍化傾向にあるうえ、世界各国にデフレが波及する懸念も高まりつつあるとし、「このような情勢下で中国経済の成長鈍化が定着してしまえば、韓国経済も回復が難しくなる」と論じた。

 続けて、韓国が経済回復を実現するためには、中国の内需向けに差別化された製品およびサービスを投入することで輸出競争力を取り戻すことが必要になるとし、「同時に韓国でも内需およびサービス業の発展を推し進める必要がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Urs FLUEELER/123RF.COM)