中国メディアの新浪専欄は16日、韓国のサムスン電子の営業利益が減少傾向にあることについて、「アップルは創造者であり、サムスンは模倣者」という認識が定着してしまったことも一因と主張する記事を掲載した。

 記事は、サムスンにとって最大の稼ぎ頭だったIM(IT、モバイル)事業が不振に陥っている理由について、スマートフォンのローエンド市場で中国企業にシェアを侵食され、ハイエンド市場ではアップルに押されれているためと指摘。サムスンのフラッグシップモデル「GALAXY S5」が1カ月かかって達成した1000万台という販売台数を「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」はわずか3日間で達成したと紹介した。

 続けて、サムスンはアップルに比べて「サプライチェーンの統合能力が劣っているわけでもなければ、技術やマーケティング費用が劣っているわけでもない」とし、現在のスマートフォン市場における競争力はハードの性能ではなく、ブランド価値にあると指摘。サムスンの不振はアップルに比べてブランド価値が劣っていることが理由だと主張した。

 続けて、アップルが今なお消費者の心を掴んで離さないのは「アップルがもたらしてきた数々の革命」によるものだとし、消費者は往々にして「革新をもたらす企業を崇拝し、追随して模倣する企業を蔑むものだ」と主張。

 さらに、サムスンが2010年に発売したGALAXY S1はスティーブ・ジョブズを怒らせるほど「出来の良い模倣品」だったとする一方、それによって「模倣によって成長したという固定概念が定着してしまった」と指摘。アップルとサムスンに対する消費者のブランド価値は「アップルは創造者であり、サムスンは模倣者」という認識になってしまい、サムスンが劣勢に置かれている原因の1つになっていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)