中国メディアの東方早報は11日、ニューヨークデーリーニュースを引用し、米アリゾナ州に本社を置くLocal Motors社がこのほど、最高時速が80km/hに達する電気自動車を3Dプリンターで制作したと発表したことを伝えた。

 報道によれば、3Dプリンターで制作された2シーターの電気自動車は、「Strati(ストラティ)」と名付けられ、ニューヨーク市内の路上で試乗会を開催したところ独特の外見もあって多くの注目を集めた。

 記事は、「ストラティ」がカーボンファイバーとプラスチックを主な原料として、3Dプリンターで「プリント」された約40のパーツを組み合わせて作られた自動車であると紹介。一般的な自動車が2万以上のパーツから構成されていることを考えれば、「ストラティ」のパーツ数は極めて少ないと言える。

 「ストラティ」のエンジンやタイヤ、座席シートなどは3Dプリンターで作成されたものではなく、動力系統はルノー社製だというが、ストラティ1台あたりのコストは3500米ドル(約37万4000円)と一般の電気自動車に比べて安価で、3時間30分の充電で約100キロメートルほど走行が可能だという

 記事は、Local Motors社が今後、3Dプリンターで作成された自動車の一般道での走行が合法化されれば、ストラティを1万8000-3万ドル(約192万円-321万円)ほどで市販する計画だと伝えたほか、SUVなど大型の自動車も3Dプリンターで作成したいと考えていると紹介した。

 中国メディアの央広網は、1台の制作時間が44時間だったと伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は央広網の11日付報道の画面キャプチャ)