中国映画史上最大級の製作費をかけた作品として、公開が待たれている成龍(ジャッキー・チェン)の最新作『天将雄師 Dragon Blade』。上映開始が2015年2月19日の旧正月シーズンに決まっていたが、延期になったという。「息子の大麻使用が発覚し、ジャッキー自ら新春上映を辞退した」と、中華メディアが報じた。

 中国メディアの信息時報は「6500万米ドル(約70億円)を投じて制作した本作は、ジャッキーのほかハリウッド俳優エイドリアン・ブロディやジョン・キューザック、韓国俳優の崔始源(チェ・シウォン)らスターたちが出演。李仁港(ダニエル・リー)監督が大スケールの作品を作った」と紹介し、中国の旧正月映画として大々的に公開される予定であったと伝えた。

 台湾メディアのNOWnewsは旧正月の人気シーズンを外すと報じ、「ジャッキーは息子を心配しており、また判決時期に重なれば自身が取材対象になり宣伝ができなくなることも案じている」と伝えた。出演者とスタッフが心血注いだ作品だが、メディアが息子・房祖名(ジェイシー・チャン)の大麻事件に焦点を向けると、不安視しているそうだ。

 またジャッキー抜きでは本作の宣伝活動は不可能なため、ジャッキーの申し出で慎重に上映時期を検討することになったと伝えられた。「アクションや人情ドラマあふれるアドベンチャー大作ということで、ジャッキー自身が重視している新作」だという。宣伝活動にも全力を尽くす意向とのことだ。

 ジャッキーの息子ジェイシーは、8月に大麻使用の疑いで中国・北京公安局に身柄を拘束された後、他者を勧誘した容疑で正式逮捕に至った。今後の行方が注目される中、父親としてのジャッキーの言動も世間の関心を集めている。(編集担当:饒波貴子)(写真は「CNSPHOTO」提供、2013年3月撮影)