中国メディア・南方日報は2日、広東省潮州市内にあるダムの飲用水源汚染について、現地地方政府の環境保護担当者が「どうしようもない」とさじを投げるような発言をしたことを報じた。

 記事は、同市饒平県三饒鎮にあるダムのそばに簡易ごみ埋め立て場が存在することを紹介。現場を訪れたところ、埋め立て場はゴミでいっぱいになっており、腐敗や変質したゴミが山の斜面から崩れて水面に漂っていたとした。

 そのうえで、同県環境保護局長が「ダムの水質は軽度汚染。浄化処理を施せば飲用水として提供できる」と語ったにもかかわらず、水質検査の結果、窒素含有量が飲用水の基準に達していないことが明らかになったと伝えた。

 この結果について同局は「埋め立て場の生活ごみはおもに三饒鎮から来る。県環境保護局は鎮環境衛生所に対して違法行為停止の通知書を出し、速やかにゴミのクリーン処理と生態環境の修復を要求した。しかし残念なことに、鎮政府は要求を厳格に実施しておらず、ゴミを簡単に埋め立てるだけにとどまっている」と説明した。

 そして、同局の関係者は「県環境保護局は企業の違法行為に対して行政処分、責任追及、操業停止などの措置を取ることができる。しかし、郷鎮政府の過失に対してわれわれができるのは通知、提起、強調などの措置のみだ」とし、県としてはどうしようもないことを強調した。

 記事は、同ダムの状況を知った同省環境保護庁のトップが「省が直ちにこの件について、ゴミがなくなるまで徹底的に監督する」との意向を示したことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)