韓国メディア・聯合ニュースの中国語版は9月30日、韓国政府関係者が30日に明かした話として、同国政府が仁川アジア大会北朝鮮代表団の韓国滞在費用の大部分を負担することを決定したと報じた。

 記事は、北朝鮮代表団が仁川到着後、ボート競技の設備費用などについては自ら支払う意向を示したと紹介。一方で、大会参加費や選手村の宿泊代、衛星通信設備レンタル代などの項目については正確な計算ができていないとした。また、衛星通信費用のレンタル代だけで約4億ウォン(約4100万円)にのぼることを併せて伝えた。

 そして、仁川アジア大会組織委員会が15日に韓国政府に北朝鮮代表団の参加費や宿泊費などの支援要請を提出、韓国政府が10億ウォン(約1億円)の支援を検討しているとした。実際の費用については10月4日に大会が終了し、北朝鮮代表団が帰国してから確定することになるが、具体的な支援金額は7-8億ウォン(約7300万―8300万円)になると別の政府関係者が明かしたことを紹介した。

 韓国政府からの支援金は、1991年に設立された統一部管轄の韓朝協力基金から出されることになる。この基金は両国の人員交流や経済協力を目的としたもので、2002年の釜山アジア大会ではこの基金から北朝鮮代表団の滞在中費用として8億7000万ウォン(約9000万円)が支払われた。(編集担当:今関忠馬)