19日に開幕した仁川アジア競技大会について、中国メディアの騰訊体育はこのほど、「選手村の施設や競技場の“欠陥”について、各国メディアから不満の声があがっている」と伝えた。

 記事は、各国メディアから特に批判が多いのは「競技場」の欠陥の多さだと指摘、このほど行われたサッカー女子の日本-中国戦では記者席が足りず、現場の記者たちは原稿を書くのも苦労したと紹介した。

 さらに「アジア競技大会のホスト国として、韓国側の準備は明らかに不足している」と批判し、運営にも重大なミスがあったと指摘。「競技に出場する選手および監督などの姓名を国際的なルールに従って記述するということも知らなかったようだ」としたほか、サッカー男子の中国-北朝鮮戦後の記者会見では英語と韓国語の通訳しか用意しなかったと批判した。

 また、記者会見の場では「ノートパソコン用の電源はおろか、椅子や机も“保障”されていない」とし、インターネット回線として無線Wi-Fiはあるものの、接続するためのIDとパスワードが事前に共有されていなかったためインターネットに接続できなかったことも指摘。記者たちは各々が携帯電話で原稿をやり取りしていたと紹介した。

 さらに記事は、サッカーU-21(21歳以下)日本代表が選手村でエレベーターの故障に遭遇、居室の22階まで階段で昇り降りしていることなどを紹介したうえで、「選手村も問題だらけ」と指摘した。

 続けて、アジア競技大会における競技施設や運営面における批判に対し、組織委員会側は「予算不足によって十分な準備ができなかった」と釈明したと伝えた。さらに、中国広州市で行われた第16回アジア競技大会の20兆ウォン(約2兆800億円)という予算に対し、仁川アジア競技大会の予算は2兆5000億ウォン(約2600億円)しかなく、競技場などの建設ですでに2兆ウォン(約2100億円)を投下したため、運営には5000億ウォン(約520億円)しか用意できないと発表したことを紹介した。(編集担当:村山健二)(写真は「CNSPHOTO」提供、中国代表の国旗掲揚式の様子)