中国新聞社によると、フィリピン政府・移民局は19日午後、同国のメトロ・マニラ地区内の建設現場や商業施設で中国人54人の身柄を拘束した。不法就労の疑いという。

 拘束場所はメトロ・マニラ地区内のケソン市、マラボン市の工事現場、マニラ市内のキアポ地区、カリエド地区の商業施設。中国新聞社はフィリピンの華字紙「世界日報」を引用して、拘束された54人はフィリピン移民局のオフィスビルに監禁されているなどと伝えた。

 中国大使館はフィリピン移民局に対して、公正は公務執行や事実確認の迅速な進行、身柄拘束者の人道的な扱いなどで折衝しているという。

 フィリピン側当局によると、フィリピン国内に「ジー」という中国人がいて、中国人労働者を呼び寄せつづけている。「ジー」自身は観光ビザで20年前にフィリピンに入国し、現在も滞在し続けているという。フィリピン当局は、「ジー」などが、組織的に中国人を呼び寄せ、不法就労させているとみている。

 「ジー」については詳細が不明だが、本人と称して「合法的に在留手続きをしたが、移民局の係官が提出した書類を返却しなかった」との声明があったという。(編集担当:如月隼人)