食品の安全問題で何かと話題になる中国だが、今度は逆に基準が必要以上に厳しすぎるとのことで注目を集めた。香港メディア・東網は16日、江蘇省南京市で開幕した第2回夏季ユース五輪で使用される食材の検査基準が「バナナのスイートスポットも許されないほど厳しい」と報じた。

 記事は、南京市のユース五輪組織委員会が15日に行った記者会見で選手の食事に用いられる食材について「メニューに必要な野菜40種類、果物14種類はすべて現代農業技術パークの生産品を用い、重金属、残留農薬、微生物などの検査基準クリアを保証する」とコメントしたことを伝えた。

 また、青果や飲料水は複数段階にわたる安全検査を必須とし、とくに飲料水の運搬車は4枚の通行証がなければ会場に入ることができない厳しさであることを紹介した。

 さらに、青果は摂氏3度以下で加工されること、バナナは1つの黒点の存在も許されないこと、大根の千切りはなどはすべて同じ形状に切ることなどが要求されているとした。

 そのうえで、中国国内のネット上では「最も厳しい食品安全基準だ」との声が出る一方で、食品の見栄えをあまりにもこだわり過ぎていると批判するユーザーもいたと伝えた。

 「厳しすぎる基準」が選手たちの健康を第一に考えてのものであればいい。ただ、バナナの黒点すなわちスイートスポットすら認めないなどという基準を持ち出されてしまうと、国際的なスポーツイベントにおいて自国のメンツを保つため、半ばパフォーマンスとして必要以上の基準を設けたのではないか、という疑いをかけたくなるところだ。(編集担当:今関忠馬)